Schedule TASK 海外から来る学生に地元でおすすめの観光スポットを教えよう!
【キーワード】 高1 ・ 観光スポット ・ スケジュール ・ 助動詞
【TASKの概要】
夏休み中にあなたの学校で国際交流のイベントがあり、マレーシアから学生がやってきます。滞在中、学生たちはスクールバスで自由に観光できる日が半日設けられていますが、まだ予定が決まっていません。リストに挙げられている観光スポットでどのようなことができるのか考えて、スケジュールを決めましょう。
【TASKの目標】
ゴール:地元の観光スポットで体験できることを、英語で説明することができる。グループ内でお互いの意見を共有しながら、スケジュールを調整することができる。
【TASK性チェック】
Interaction Low ・・・・● High
Meaning Low ・・・・● High
Outcome Low ・・・・● High
Completion Low ・・・・● High
Situational authenticity Low ・・・●・ High
Interactional authenticity Low ・・・・● High
Personalization Low ・・●・・ High
【想定される表現】
I think ○○ is good for them. / They should visit / go to ○○. / We (They) can ….
【対応する教科書の章】
FLEX Lesson1
【準備するもの】
・ワークシート(地元の観光スポットをまとめたもの)
・筆記用具
【教材作成】
ワークシートには、地元で有名な観光スポット(英語表記)を載せておく。最終的にスケジュール(グループで選んだ場所と時間、そこで体験できること)をまとめられるようにしておく。
[ワークシート例](地元で有名な観光地で作成します)
【手順1】Pre-TASK 1 地元で1番外国人観光客に人気の場所を推測させる
(地元の観光地で思いつくものや取り上げやすいネタがあれば・ない場合や時間短縮したい場合は省略してよいと思います)
地元鳥取に海外からの観光客が増えていることを伝えて、鳥取で1番人気の場所はどこかクイズを出す。
Do you know a lot of tourists come to Tottori from abroad?
Which place is the most popular among tourists? Can you guess?
手が挙がったり発言があったりすれば、それを拾う。なければ、ペアで話をさせてから、聞いてみる。
鳥取砂丘?コナン?水木しげるロード?
The most popular place is “鳥取砂丘”. Do you know how to say “砂丘” in English?
We call them “sand dunes”. So, Tottori Sand Dunes are the most popular among foreign tourists.
What can we do in Tottori Sand Dunes? Can you think of any activities?
鳥取砂丘でできることをペアで話し合わせて、何ペアかあてて聞いてみる。写真を出しながら、砂丘で体験できることについて、canを使った英文で確認していく。
(例)We can take a picture with a camel. / We can ride on a camel. / We can do Yoga. / We can ride a fat bike.
【手順2】Pre-TASK 2 学校がある地域の周辺で思いつく観光スポットを挙げる
Well, how about in Yonago or around here? Can you think of any sightseeing spots?
手が挙がったり発言があったりすれば、それを拾う。
なければ、地元で有名な観光スポットの写真をいくつか出しながら、名前を聞いたり、今までに行ったことがあるのかたずねたりしてみる。
Please have a look at this picture. Do you know this place? Where is this?
Have you ever been to ○○ before?
場所の例:水木しげるロード・とっとり花回廊
【手順3】Pre-TASK 3 スケジュール調整をする際に使用する表現をペアで考えさせる
ワークシートを配布して、Main Task について説明する。その後、Main Taskで使いそうな表現をペアで考えさせる。時間があれば、何組かあてて、口頭もしくは板書で、どんな表現が出たのか確認する。その後、モデル会話文を聞かせて、実際に考えた表現が使われていたのか確認する。
(モデル会話文の例・Text to speechで作成したもの)
S1: OK. Let's start! I think they should go to Kotobuki-jo castle. They can enjoy Japanese sweets there.
S2: That's a good idea! I think they should visit Flower Park. They can take nice pictures of beautiful flowers there!
S3: I agree. So, where should they go first?
S4: They should go to Kotobuki-jo first. It is near our school, and they will probably need about one hour to enjoy the place.
S1: Sounds good! So our schedule is that first they will visit Kotobuki-jo and then Flower Park.
S2: Good idea!
S3: Sounds like fun!
【手順4】Main TASK 海外から来る学生に地元でおすすめの観光スケジュールを作成しよう!
あなたの学校で夏休み中に国際交流のイベントがあり、マレーシアから学生がやってきます。滞在中、学生たちはスクールバスで自由に観光できる日が半日(13時~17時)設けられていますが、まだ予定が決まっていません。リストに挙げられている観光スポットでどのようなことができるのか考えて、グループで意見を出し合いながら、参加学生が満足できそうなスケジュールを決めましょう。
観光スポットのリスト:皆生温泉・米子城跡・水木しげるロード・青山剛昌ふるさと館・大山まきばみるくの里・お菓子の壽城・由志園・とっとり花回廊・FREE
Profile of Malaysian students:
Student A:
--interested in Japanese culture (anime, castles, gardens, etc.)
Student B:
---loves nature
---hopes to eat something delicious
---wants to take beautiful pictures
まず個人で、自分ならどこをおすすめするのか、どんな体験ができるのか、ワークシートに書かせる。自分が今まで行ったことのある場所でどんなことができたのか、思い出しながらまとめるように指示する(個人で考えるときのみ辞書の使用を認める)。(5分程度)
次にグループ(4~5人)でスケジュールについて話し合う。(辞書を使用せず、なるべく英語で話し合うように指示する)(15分程度)
S1: I think they should go to ○○. They can eat Japanese sweets there.
S2: That’s a good idea! I think they should visit 〇〇. They can take nice pictures there!
S3: I agree with you. So, where should they go first?
S4: They should go to 〇〇 first. It is near my school, and they will need about 1 hour to enjoy the place.
訪れる場所と滞在時間、そこでできることを表にまとめていく。
【手順5】Post TASK
グループごとにスケジュールと体験できることを代表者に発表させることを伝えて、モデル会話文を聞かせる。
I’m going to talk about the schedule for Malaysian students. First, they should go to Mizuki Shigeru Road. They can see famous Yokai characters and take many pictures there. Next, they should go to Yushien. It is famous for the Japanese traditional garden. So, they can see many beautiful flowers and take pictures. Finally, they should visit Kotobuki-jo. They can try Japanese sweets and see a Japanese-style castle. They can enjoy shopping, too.
グループごとに活動を振り返って、言いたかったけど言えなかった表現を日本語で書かせる。また、活動中にまとめたスケジュールを参考にして、発表用の原稿を書かせる。
グループごとに代表者1名にスケジュールを発表させて、can/ shouldの使い方についてコメントしたり、フィードバックをしたりする。修正した方がよい箇所があれば、リキャスト等をしながら、学生に気づきを与える。
全グループの発表が終わったら、formsで投票してもらい、結果をクラスで発表する。
最後にワークシートを回収する。言えなかった表現で多かったものをいくつかピックアップして、次回の授業冒頭で紹介する。
【実際に行った際の生徒の反応】
入学して2ヶ月ほどしか経っていない1年生に行いましたが、思った以上につまづきもなく、しっかりとタスクに取り組んでいました。5クラスで実施しましたが、やはり各クラスの能力差やノリ・雰囲気で必要な時間やスケジュールの説明内容の質には大きな差が見られました。学習者の英語力を考慮しながら、時間配分や場面設定を考えるとよいと思います。
授業中のデバイス使用の制限については、学校ごとに事情が異なると思いますが、観光スポットから別のところへの移動にかかる時間はなかなか把握ができないので、指示をせずにいたら、勝手にマップを使って調べ出す学生もいました(笑)事前に全パターンを教員が提示するか、デバイス使用に寛容な場合は、マップ機能の使用を認めてあげると、よりAuthenticな活動になると思います。
【指導者へのアドバイス】
・思った以上に学生は場面設定を聞いてきました。(「自分たちも同行するのか?」「現地解散はありか?」等)なるべく、場面設定を事前に細かく行っておいた方がやりやすいと思います。
・スケジュールの話し合いには時間がかかりました。活動の指示をする際に、目標時間は決めておいて、足りない場合は様子を見て時間延長してください。
・私の場合は入学して最初のタスクだったので、事前に発表用原稿を書かせましたが、そうすると原稿の読み上げのようになってしまいました。学習者の様子を見つつですが、スケジュールが出来次第すぐにグループごとに表をみながら発表させて、そこでフィードバックを与えて、終了後に原稿を清書する(完成版を書かせる)という流れにした方がよりよいものになると思います。